WPPグループの市場調査会社カンター・ジャパンは30日、欧米やアジアなど49の国と地域のソーシャルメディア(SNS)利用動向調査で、日本がSNS利用度最下位だったと発表しました。
調査対象は各国の16歳~65歳のインターネットユーザー計約5万5000人で、日本は996人。
3月~6月にかけてネット調査と対面調査を行いました。
SNSの利用頻度について「毎日利用する」「少なくとも週に一度は利用する」「利用するが週に一度より頻度は少ない」と回答した人の合計で、トップはインドネシアの98.5%。次いでロシア97.0%、メキシコ96.1%。日本は66.5%で調査国中最下位となりました。平均は81.8%です。
日本は66.5%なので、大きな開きが有ります。
日本でSNSを「利用しない」と答えた人33.5%のうち、今後の利用に「関心がある」人は1.8%にとどまり、28.8%は「関心がない」となっています。カンター・ジャパンは、「日本でのSNSの利用者は6割を超えているものの、今後SNSの利用度が飛躍的に伸びるとは考えにくい」と見解してます。
「写真、動画または音楽のアップロード」頻度でも、「毎日アップロードする」「少なくとも週に一度はアップロードする」「アップロードするが週に一度より頻度は少ない」と答えた人の割合は、ロシアが89.4%で1位。日本は38.0%で、こちらも最下位となりました。平均は73.4%でした。
気になるのは、今後SNSの利用度が飛躍的に伸びるとは考えにくいと言う見方です。
3割は、今後も利用に関心が無い、という事ですが、調査対象の16歳~65歳とクロス集計してみて、どの年代が関心が無いか知りたい所です。
高齢者のソーシャルメディアの利用も高まっているというデータがある中、本当の実態はどうなんでしょうか?
何れにせよ、外部データにありがちな話で、しっかりと自社で検証する事が重要です。
ウェブを運用するにおいて、何処からの流入に変化があるのか?ソーシャルメディアはどうなのかをしっかりと自社でチェックする事がポイントですね。
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